カフェインが気になる人の
デカフェ入門

選び方/5分で読めます/2026年7月10日

「夜に飲むと眠れない」「妊娠中だから控えている」——コーヒーが好きなのに離れざるを得なかった人は、たくさんいます。そういう人にとって、ここ数年のデカフェの進化は、けっこうな朗報です。

カフェインはゼロになるのか

厳密にはゼロではありません。日本では、カフェインを90%以上除去したものをカフェインレス(デカフェ)と表示できます。実際の製品では97〜99.9%除去のものが多く流通しています。

数字にすると、一般的なコーヒー1杯(約150ml)のカフェインが約90mgなのに対し、99%除去のデカフェは1mg前後。これは麦茶や、ごく薄い緑茶よりも少ない水準です。

とはいえ、体質や体調による影響には個人差があります。妊娠中・授乳中の方、持病のある方は、摂取量についてかかりつけの医師に確認してください。

どうやってカフェインを抜くのか

主に3つの方法があります。パッケージに書かれていることが多いので、覚えておくと選びやすくなります。

製法仕組み味への影響
山岳水(マウンテンウォーター)水だけでカフェインを溶かし出すクリーン。薬品不使用で安心感がある
シュガーケイン(超臨界/酢酸エチル)サトウキビ由来の成分を使う甘みが残りやすく、評価が高い
二酸化炭素(CO₂)高圧の二酸化炭素で抽出風味の損失が少ない

初心者が選ぶなら、「山岳水製法」または「シュガーケイン製法」と書かれたものを目印にすると、おいしいものに当たりやすいです。

「デカフェはまずい」は過去の話

この評判には理由があります。昔のデカフェは、カフェインと一緒に風味成分まで抜けてしまい、水っぽく平板な味になりがちでした。

状況が変わったのは、もともと質の良い豆をデカフェにするようになったことが大きいです。以前は品質の低い豆が使われがちでしたが、いまはスペシャルティグレードの豆をデカフェにする焙煎所が増えています。

もちろん、通常のコーヒーと完全に同じにはなりません。ただ「これがデカフェだと言われなければ気づかない」レベルのものは、確実に増えています。

選び方と飲み方

こんな使い方もあります

1日3杯以上飲む人が、午後の1杯だけデカフェに替える。全部やめるより現実的で、睡眠への影響もはっきり減ります。「コーヒーを飲む習慣」は残したまま、カフェインだけ減らせるのがデカフェの本当の価値です。

夜に飲むなら、診断で「夜」を選んでください。

時間帯に合わせて、デカフェを含めたご提案をします。

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